動物の調教するには「飴(ご褒美)と鞭(痛みを与えて罰すること)」を使ってしつけるあるが、我が家のラスティへの調教は甘かった。特に鞭の使い方はどうしても甘くなってしまている。

主人の命令には絶対服従させるつもりで初めは躾ようとしたつもりであった。
しかし次第に飼い主が甘いため、命令されても時には従わない時がある。その様な時さらに強く従わせようとすると今度は無視する。優しく言うと従う。まったく甘い躾である。

一緒に長く暮らしていると私たちの言葉と、顔の表情とで意味がわかるようになるらしい。
だから今でも、あまり命令はしないでも、私の顔を見て私が何を言おうとしているのか、どうすればよいのかが判っているようである。

朝夕の決められた時間の散歩は躾というより生活の習慣になっている。
時間になると、体内時計が知らせるのか、早く一緒に散歩に以降と催促する。
しかし、家人が外出する時、「留守番だよ」と言うと、連れて行ってもらえないものと判るのか、おとなしく待つことを覚えていて助かる。
ラスティへの躾はそんなに厳しい教えはしていないが、一緒に暮らすのに最低の躾は出来ているつもりである。いつのまにか室内にあがりこむことになったが、これは飼い主が許したことなので仕方がない。
部屋中、勝手に動き回っていても、迷惑のかかるようなふるまいはしないし家具などは絶対に壊さない、かじらないなど室内での生活をするためのいくつかの決まり事は守っている。
家族の食事時には、黙ってテーブルのそばの横になって待つ。留守番をしている時でも、テーブルの上、犬の目に見えるところに自分の好みの食べ物が有っても絶対に手を出さない。(無視している)
自分の夕食が終わって寝る時間になると(夜になり暗くなると)自分の寝る家のある外へでる。
(庭内の自分の囲みのあるところに犬舎がある)
外に出ろ、と命じられるないうちに、お互いに目で意思の確認をして外に出ようとする。暗黙の意思伝達の表情でわかるらしい。

ただ雷がなりそうな時はだめである。ラスティは体は大きいくせに雷を怖がる。
雷雲の接近は静電気を敏感に感ずるのだろうかまだ雷鳴も聞こえないうちからそわそわ、うろうろ心配げにしている。
このような時は暫く様子を見て強制的命令と手で押し出さないと外に出ないときがある。

生理的要求には時間を決めているのか、我慢をしているのか朝、夕、必ず決まった時間に外の、それも決まった所まで行かないと大、小便ともしない。
家の中での粗相は7年間に2度あった。よほど体調がおかしかったのかもしれない。

ラスティの躾について

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